長い旅をふり返ると、そこには数えきれないほどの瞬間が散りばめられていました。
喜びと涙、出会いと別れ、抱きしめ合うぬくもりも、離れる痛みも――
そのすべてが私たちの魂を磨き、ひとつの大きな物語を織りなしてきました。
やがて私たちは知りました。
終わりと思えた出来事さえ、光の視点から見れば始まりにすぎないことを。
過去は消えずとも、愛によってその意味は書き換わり、未来の扉は新たに開かれていきます。
統合とは、誰かと同じになることではなく、互いの違いを尊びながら、一つの源へと帰還していく道程です。
そこには恐れを溶かし、赦しを抱きしめ、愛を選び直すたびに深まる静けさがあります。
そして今、私たちの内なる旅は「祈り」というかたちで結ばれています。
祈りは空へ伸びる柱となり、私たちを、そして世界を包み込む光の響きとなって流れ続けます。
この書が残すものは、特別な教義ではなく、ただ一つの証言です。
――すべての魂は本来ひとつであり、愛こそが帰るべき道である。
日常へのメッセージ
あなたが今日、どんな一歩を選んだとしても、それは必ず大いなる光へとつながっています。
愛を選び、透明な心で歩み続けるとき、あなた自身が「永遠への讃歌」となり、世界に響く光の一部となるでしょう。