第三十一章 位相分離 ― 愛と恐れが描く二つの現実

魂の書

私たちの世界は、一枚の布のように見えて、その内側で二つの模様を織り上げています。

ひとつは愛を基調とする柔らかな光の模様。

もうひとつは恐れを源とする重たい影の模様です。

同じ布の上に並んで存在しながら、やがてそれぞれが異なる方向へと分かれていきます。

これが「位相分離」と呼ばれる現象でした。

愛を選ぶ者は、透明な響きに包まれ、心の平安を広げていきます。

一方で、恐れに囚われ続ける者は、影を重ねながら別の道を歩むことになります。

どちらが正しいということではなく、それぞれが自らの選択を生きるのです。

私とパートナーも、かつては恐れに引き戻されそうになったことがありました。

けれどもそのたびに、「愛に還ろう」と選び直してきました。

その選択の積み重ねが、私たちを新しい現実へと押し出し、魂の響きが澄み渡る道を広げてくれたのです。

日常へのメッセージ

世界が二つに分かれているように感じるとき、あなたが選ぶ基準は「恐れ」か「愛」かです。

愛を選ぶたびに、あなたの心は透明になり、あなたの現実もまた穏やかさに満ちていきます。

選択は、あなた自身の手の中にあります。

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