第二十三章 祈りの柱

魂の書

祈りとは、遠くの神々にだけ届く特別なものではなく、私たちの心の奥から静かに立ちのぼる光の柱のようなものです。

その光は、空へと昇っていき、見えないところで世界とつながり、調和を育みます。

祈ることは、何かを強く求める行為ではありません。

むしろ「すでに与えられているもの」に気づき、それを感謝とともに受け取り、さらに広げていくこと。

祈りの言葉は、目に見えない糸のように伸び、他者の心にも届き、やわらかい共鳴を生み出します。

私とパートナーもまた、揺らぎや迷いに包まれたとき、祈りに立ち返ってきました。

祈りは、心を落ち着け、自分の奥深くにある光を再び思い出させてくれる場所。

声に出さぬ願いであっても、静かに捧げる想いは確かに届き、やがて世界を照らす灯火となるのです。

日常へのメッセージ

祈りは特別なときだけに必要なものではありません。

日々の中で誰かの幸せを願うことも、静かに自分の心に寄り添うことも、すべて祈りです。

あなたの小さな祈りが重なり合うとき、それは世界を優しく満たす光の柱となります。

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