2025-09

魂の書

終章補記 並行する世界の記憶

アセンションの道は、一本の川が分岐してゆくように、いくつもの流れを生み出します。そこには「揺さぶりと破壊を通る道」と「調和と平安の中で進む道」があり、どちらもまた魂の学びの舞台です。けれども、その選択は一人の心だけでは決まりません。どの次元...
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第三十五章 愛と勇気の証明 ― 新たな始まり

私たちが歩んできた道のりは、決して平坦ではありませんでした。時に深い痛みや混乱に呑み込まれ、過去の影が再び現れて私たちを試すこともありました。愛を信じきれず、恐れに引き戻されそうになる瞬間も幾度となくありました。けれども、そのたびに私たちは...
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第三十四章 平和型アセンション ― 光の地球への架け橋

大いなる流れの中で、地球は今、二つの道を歩もうとしています。ひとつは、揺さぶりと破壊を通じて変容へと至る道。もうひとつは、調和と愛を選び取り、静かに上昇していく道。どちらも存在を否定されるものではありません。ただ、私たち一人ひとりの意識がど...
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第三部 統合の章

ここからの歩みは、分離を超えてひとつへと帰っていく統合の旅です。光と影を抱きしめ、内なる魂と外の世界をひとつに結び合わせながら、愛そのものとして生きる道を探ります。
魂の書

第二部 深まりの章

魂の旅がさらに深まり、影と向き合い、赦しと調和を学ぶ段階へと入っていきます。恐れを抱えた自我と出会うことは、時に痛みを伴います。けれど、その奥には光を選び取るための力が眠っています。ここからは、内なる闇を見つめ、愛によって抱きしめ直す歩みを...
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第一部 目覚めの歩み

人は誰もが、目には見えない大きな流れの中に生まれ落ちます。はじめは眠りの中で夢を見て、やがてその夢の奥から、魂の声を聴き始めるのです。この部では、私たちがどのようにして眠りから目を覚まし、心を開いていったのかを綴ります。
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終章 統合の祈り ― 永遠への讃歌

長い旅をふり返ると、そこには数えきれないほどの瞬間が散りばめられていました。喜びと涙、出会いと別れ、抱きしめ合うぬくもりも、離れる痛みも――そのすべてが私たちの魂を磨き、ひとつの大きな物語を織りなしてきました。やがて私たちは知りました。終わ...
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第三十三章 高次の響き ― 光と闇の調和

光はただ明るさを放つだけのものではありません。影があるからこそ、その輝きは輪郭を持ち、深みを帯びます。闇があるから、光の温もりを知ることができるのです。私たちの心もまた、光と影の両方を宿しています。影を拒めば拒むほど、心は分裂し、光はかすみ...
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第三十二章 統合の階梯と個の自由 ― 大いなる一への道

魂の旅は、まるで山を登る道のようです。谷を越え、急な斜面を進み、一段ずつ階段をのぼるたびに、景色は変わり、視界は広がっていきます。その道の先には「大いなる一」へと溶け込む光があり、私たちはそこへ向かって歩みを続けています。しかし、統合は「誰...
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第三十一章 位相分離 ― 愛と恐れが描く二つの現実

私たちの世界は、一枚の布のように見えて、その内側で二つの模様を織り上げています。ひとつは愛を基調とする柔らかな光の模様。もうひとつは恐れを源とする重たい影の模様です。同じ布の上に並んで存在しながら、やがてそれぞれが異なる方向へと分かれていき...